「Webデザインに興味があるけれど、具体的に何をやるの?」
「センスがないと無理?」
そんな疑問を抱えている初心者の方に向けて、Webデザインの仕事内容から、2026年現在の必須スキル、そして未経験から実務をこなせるようになるための具体的なステップをまとめました。
Webデザインとは?「見た目」だけじゃない本当の役割
Webデザインとは、単にWebサイトを「おしゃれに飾る」ことではありません。
「伝えたい情報を、ターゲットにストレスなく届けて、行動してもらうための設計」のことです。
実務の現場では、以下の2つの視点が欠かせません。
- UI(ユーザーインターフェース)
-
ボタンの押しやすさや情報の配置など、ユーザーとの「接点」のデザイン
- UX(ユーザーエクスペリエンス)
-
「迷わず買い物ができる」
「知りたい情報がすぐ見つかる」
といった、ユーザーがサイトを通じて得る「体験」のデザイン。
Webデザイナーの具体的な仕事内容
Webデザイナーの仕事は、パソコンに向かって描くだけではありません。
大きく分けて3つのフェーズがあります。
① 企画・設計(ワイヤーフレーム作成)
「誰に・何を・どう伝えるか」を整理し、サイトの骨組み(白黒の線で描いた設計図 = ワイヤーフレーム)を作ります。
ここで情報の優先順位を決めます。
② ビジュアル制作(デザイン)
設計図をもとに、色、フォント、写真、イラストを組み合わせて完成形を作ります。
現在は このフェーズで、Figma というツールを使うことが多いです。
③ 実装(コーディング)
デザインをブラウザで表示させるために、HTMLやCSSといった言語を使ってコードを書き、Webサイトとして見える状態にします。
Webデザイナーに求められるスキル
「絵が描ける」ことはもちろん、以下のスキルも重要視されます。
| 具体的なスキル | |
| デザイン基礎 | 配色のルール、タイポグラフィ(文字組み)、レイアウトの4原則 |
| ツール操作 | Figma(必須)、Photoshop、Illustrator |
| コーディング | HTML / CSS の基礎知識、レスポンシブデザイン(スマホ対応) |
| ソフトスキル | クライアントの悩みを引き出すヒアリング力、論理的な説明力 |
【未経験から始める】最短ロードマップ
知識ゼロからプロを目指すための5つのステップです。
PCを用意し、無料ツールの Figma、(できれば定番ツールのPhotoshopも) をインストールする。
デザインの基本原則、デザインツールの操作方法、HTML/CSSの基礎を本や動画で学習する。
既存の優れたサイトやバナーを、時間をかけずにソックリそのまま真似して作れるようになる。
架空のクライアントを想定して、オリジナルのサイトを3つほど制作する。
自分の作品をまとめたサイトを作り、就職活動や副業を開始する。
まずは「触ってみる」ことから
Webデザインは、クリエイティビティだけでなく「論理」の組み立てでできる仕事です。
そのため、センスに自信がなくても、ルールを学べば誰でも上達できます。
2026年現在はAIツールも進化しており、未経験者にとって学習のハードルはかつてないほど下がっています。
まずは今日、Figmaをダウンロードして、インストールすることから始めてみましょう。
【補足】AIに仕事は奪われない?
ここは補足なので、目標を定めて、脇目も振らず、まっすぐに突き進める方はスルーしてください。
では、気になる方に向けて。
この疑問は、Webデザインに限らず、いろいろなところで聞かれます。
これだけAIの精度が上がってくると、不安になるのも無理はありません。
でも 結論からお伝えすると、「単純な作業としてのデザイン」はAIに代わられますが、「価値を生むためのデザイン」という仕事は、むしろ重要性が増していくと考えられます。
AIに代わられないためには、、、
「作業者」ではなく「設計者」を目指す
AI(生成AIや画像生成AI)は、「こういう雰囲気で10パターン作って」という指示に対して、数秒でハイクオリティ(に見える)ものを出してくれます。
そのため、「言われた通りに色を塗り、配置するだけ」の仕事は確かに減るでしょう。
しかし、
「なぜこの色なのか?」
「このボタン配置で本当に売り上げが上がるのか?」
という論理的な根拠を示せる判断は、まだまだ人間にしかできません。
AIを「ライバル」ではなく「超優秀なアシスタント」にする
AIを脅威に思うのではなく、使いこなす側に回りましょう。
- AIに任せる: 単純なレイアウト案、ダミーテキストの作成、コードの書き出し。
- 人間がやる: クライアントの真の悩みのヒアリング、ユーザーの感情の理解、最終的な成果物の確認。
AIを使いこなすデザイナーは、一人で従来の3人分くらいのスピードで仕事ができるようになります。
これはむしろチャンスです。
「デザイン+α」で掛け合わせる
これからの時代、見た目がキレイなのは「当たり前」になります。
そこで、以下のようなスキルを掛け合わせると、AIには代替できない価値ある存在になれます。
| 掛け合わせるスキル | 理由 |
|---|---|
| マーケティング | 「売れる」「集客できる」デザインは経営者が強く求めています。 |
| コミュニケーション | クライアントの曖昧な想いを言葉にする力はAIには真似できません。 |
| 実装技術(実装知識) | エンジニアと対等に話せ、形にできる能力は現場で重宝されます。 |
「Webデザイン=絵を描くこと」と考えてしまうと将来は厳しいかもしれません。
でも、「Webデザイン=ビジネスの課題を解決する仕組みを作ること」と定義すれば、AIはあなたの最強の武器になります。
もし迷っているなら、まずは「AIを使えば、どんなものを作れるか?」という視点で試してみましょう。
ちなみに、AIと競うのではなく「AIが作ったものを修正・ブラッシュアップして完成させる力」を磨くのが、今の最短ルートです。
そのために必要になるのが、基礎力です。
逆を言うと、基礎力のない人、中途半端な人は今後、厳しい状況に陥る可能性が高いです。
自分でできる基礎力がなければ、何をどう修正していいのか判断して、AIに適格な指示ができませんから。
【おまけ】すでに本格的に取り組むと決めているなら
最後に、もう一つ。
「本気でプロを目指すなら、、最初から現場と同じツールを揃えたい」という方も多いはず。
Webデザイン業界の定番ツールは Adobe Creative Cloud です。
Photoshop、Illustrator、PremiereといったAdobe製品の最新版が利用できます。
でもこれを個人で契約するとなると、コストが気になりますよね。
そこでおすすめなのが、アドビの「プラチナスクールパートナー」に認定されている通信講座を活用する方法です。
この講座は、「オンライン学習動画」と「Adobe Creative Cloud(12ヶ月版メンバーシップ)」がセットになった通信教育パッケージです。
学生・教職員版ライセンスが適用されるため、社会人の方でもこの通信講座を受講することで、通常よりも費用を抑えて導入できます。
法人は申し込めませんが、個人は申し込むと商用利用もできます。
では、おすすめの通信講座を挙げておきます。
興味のある方はチェックしてみてください。
【おすすめの通信講座】
- アドバンスクールオンライン 「Adobe 基礎コース」: 11種類のソフトの使い方が学べる動画講座。じっくり時間をかけて多機能を学べます。
Figmaに加えて、オンラインでツールの操作方法を学ぶとともに、制作環境も整えてしまうのが近道です。
